Nofukunosato Tawarazu

五ツ鹿踊り

 

伊達藩から持ち込まれた文化(鹿踊り/しし踊り=勇ましい)が宇和島の文化と融合して優美になり(神様を護る牛鬼がいるから)八ツ鹿踊り、七ツ鹿踊り、六ツ鹿踊り、五ツ鹿踊り等、南予地域で形を変え伝承されて来た文化です。
 
始まりは宇和島藩初代藩主伊達秀宗を慰めるため、奥州の鹿踊りを踊って見せたものだそうです。仙台地方では祭りやお盆の時期に悪魔祓いや先祖供養の行事として行われていたようです。
俵津では秋祭りに子供の健やかな成長と安寧を願い中学生五人が踊ります。
特に新生児が誕生した家庭では其々の庭先で踊る事が恒例となっています。

 

 

 

 

 

 

 

   
  一、回れ回れ 水車 遅く回りて セキに止まるな セキに止まるな
  二、鹿の子は 生まれて落ちれば躍り出る我らもみまえと 躍り出るがし 躍り出るがし
  三、十三から これまで つれたる メンジシおおば あなたのお庭に 
                     かくしおかれた、かくしおかれた、
  四、中だちが腰にさしたるしだれ柳の枝折りそろえて 休め中立ち 休め中立ち
  五、なんぼたずねても おらばこそ 人村すすきの 愛におるがし 愛におるがし
  六、風がかすみを ふきはらわす 今こそメンジシに 会うぞうれしや 会うぞうれしや
  七、白さぎがあとを思えば たちかねて 水もにごさず 立てよ白さぎ 立てよ白さぎ
  八、子持ちメンジシよ 先を行けよ 先が行かねば あとも行かれぬ あとも行かれぬ
  九、唄の中なるメンジシおば 何としてからに おびき出そには おびき出そには
  十、今日で 五カンの かのえのびょうぶ 立てよ並べた 立てよ並べた
 十一、国からも 急ぎ帰れと 文が来てからに おいとま申して いざ帰ろ

令和5年俵津秋祭り・五ツ鹿踊りの動画です
令和4年俵津秋祭り・五ツ鹿踊りの動画です
 
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